修行を終えてバッグメーカーの「株式会社ツカサ」に勤めました。
バッグメーカーは問屋さん(ブランド)から依頼を受けてバッグを量産する会社です。
型紙→抜き型→裁断→付属品の手配→革漉き→縫製→仕上げを行います。
私は問屋周りをする営業からサンプルの手配、時にはサンプル制作をさせて頂きました。
感謝してもしきれないほどお世話になった会社でした。

この時使っていた道具のほとんどが今も現役です。





この人のサンプルを作るのは楽しかったなぁ。


何回も作り直した・・・






ご機嫌な様子で真っ赤なシボレーのオープンカーに積んで帰られたのを覚えています。







シュッとしてますから。



仕事で自分の作品を作らせて貰えるという、、、本当にありがたいことでした。


材料は会社で余っていた素材を使って、金具も自分で探してきて作りました。



マチの下側を摘まんで立体感を出そうとしていたり、あれこれ考えていたんだなぁと思います。

今でも社長(2代目会長)若奥さん(現2代目大奥)のご夫妻とお付き合いをさせて頂いております。
ペレッテリアを営んでいられるのも、師匠やツカサをはじめたくさんの人に育ててもらったからです。どんなことがあってもそれだけは忘れないようにしています。
感謝してもしきれない、育ててくれる人に恵まれたバッグ作りの原点でした。