ペレッテリアを始める前はサンプル職人という仕事をしていました。
問屋さん(ブランド)→メーカーさん(バッグ製造会社)→私(サンプル職人)という流れで
絵や図面をお預かりし、型紙を起こして1本の試作品を作るというのが私の仕事です。
出来上がった試作品は問屋さんの展示会に並べられ、バイヤーが買い付けるという仕組みです。
展示会前になると駆け込み依頼が殺到し睡眠時間は一日30分×3回という感じ
多い時で年間250本の型紙を作っていました。
一日中外出もせず、ひたすらバッグを作ることに格闘する毎日。
そんな生活をしていて体重は増加し、ついには医者に「このままだったら死ぬよ」って言われました。
このままじゃダメだ、自分の時間で生活出来るよう夢だった店を開こうと思い始めました。
サンプルの受注を減らしながら、オリジナルデザインを少しずつ作り始めた頃のバッグたちです。
夢と希望以上に不安を抱きながらも「いつか店を開くぞ!」という熱意だけで空回りしていた時代。
今のペレッテリアに通じる部分がチラホラと垣間見えると思います。
写真が見つかり次第追記して参ります。
旅行バッグを頼まれて作った記憶が・・・
真ん中のマチの繋ぎ目を浮かせる型紙が、駆け出しの私には難しかったのです。
シンプルなオリジナルデザインはペレッテリア開店の際に飾りました。
2004年のアーカイブでご覧になれます。
ボンディングという生地で作ったサンプル品です。
「こういうものが作りたい」
ペレッテリアの原点です。